Tungsten
タングステン
タングステン(Tungsten)は、元素記号Wで表される化学元素であり、周期表で74番目の元素です。タングステンは非常に高い融点を持ち、非常に硬く、耐熱性があります。これらの特性のため、タングステンは工業用途や金属加工、電気工学、化学工学などのさまざまな分野で重要な役割を果たしています。
タングステンは、高速度工具鋼や合金の主要な成分として使用されます。また、高温の環境での電気電子機器やランプのフィラメント、航空宇宙産業の航空機部品、放射線シールドなどでも使用されます。また、タングステンの化合物は、触媒や工業用の添加剤としても重要です。
一般的に、タングステンは自然界ではタングステン鉱石から抽出されます。その後、精錬や加工を経て、さまざまな形状や用途に合わせて製品化されます。
-
- 記号
- W
-
- 分類
- 遷移元素
-
- 原子量
- 183.84(1)
-
- 電子配置
- [Xe] 4f14 5d4 6s2
-
- 電気陰性度
- -2 -1 +1 +2 +3 +4 +5 +6
-
- 価数
- -2 -1 +1 +2 +3 +4 +5 +6
-
- 常温常圧での状態
- 個体
-
- 単体密度(g/cm3)
- 19.25
-
- 発見者
- シェーレ(1783、スウェーデン)
-
- 備考
- 溶ける温度は全部の元素の中で一番高い。電球のフィラメント、ばねなどにつかわれ、合金の材料、いろいろな工具の材料としても利用されています。他に質量数180がある。