Samarium
サマリウム
サマリウム(Samarium)は、元素周期表の第6周期に位置する化学元素であり、原子番号62を持ちます。元素記号はSmで表されます。サマリウムはランタノイド系元素の一つであり、比較的希少な元素です。自然界では鉱物中に存在し、主に鉱石から抽出されます。
サマリウムはさまざまな用途に利用されます。その中でも代表的なものには、強力な永久磁石であるサマリウムコバルト磁石の製造、核分裂反応の制御材料としての利用、そして放射線治療におけるサマリウムイソトープの利用があります。また、サマリウムは化学や物理学の研究においても重要な役割を果たしています。
-
- 記号
- Sm
-
- 分類
- ランタノイド
-
- 原子量
- 150.36(2)
-
- 電子配置
- [Xe] 4f6 6s2
-
- 電気陰性度
- +2 +3
-
- 価数
- +2 +3
-
- 常温常圧での状態
- 個体
-
- 単体密度(g/cm3)
- 7.353
-
- 発見者
- ボアボードラン(1879、フランス)
-
- 備考
- 空気中では安定してるが 150℃程度で燃えてしまいます。コバルトと反応したものは、強力な永久磁石になります。水にとけると水素が出てきます。他に質量数144と148、150がある。