Radium
ラジウム
ラジウム(Radium)は、周期表で88番目の元素であり、化学記号はRaで表されます。ラジウムはアルカリ土類金属に属し、非常に放射性が高く、自然界ではウランやトリウムなどの鉱石中にごく微量ながら存在します。
ラジウムは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、その放射性の特性によって広く知られるようになりました。ラジウムは放射能を持つことで知られ、その放射能によって発する放射線は、人間の体組織に対して有害な影響を及ぼすことがあります。
かつてはラジウムが医療や工業の分野で広く使用されていましたが、その後の研究によって放射線被曝による健康被害が明らかになり、安全性の懸念から使用が減少しました。現在では、ラジウムの利用は限られており、主に研究や特殊な用途にのみ使用されています。
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- 記号
- Ra
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- 分類
- アルカリ土類金属
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- 原子量
- [226]
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- 電子配置
- [Rn] 7s2
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- 電気陰性度
- +2
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- 価数
- +2
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- 常温常圧での状態
- 個体
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- 単体密度(g/cm3)
- 5
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- 発見者
- キュリー夫妻(1898、フランス)
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- 備考
- 燃やすと紅色の光を出します。放射性元素。安定同位体がない。