Cobalt
コバルト
コバルト(Cobalt) は、周期表で元素記号Coで表され、原子番号27の元素です。金属元素であり、銀白色の外観をしています。名前はドイツ語の "Kobalt" に由来し、かつては金属の鉱石から得られました。強い磁性を持ち、耐久性があります。この特性から、合金の製造や磁石の製造に広く利用されています。また、コバルトは青色の顔料としても使われ、リチウムイオン電池の一部にも含まれています。さらに、医療分野では放射線治療に用いられる放射性同位体の一つであるコバルト-60が重要です。
-
- 記号
- Co
-
- 分類
- 遷移元素
-
- 原子量
- 58.933195(5)
-
- 電子配置
- [Ar] 3d7 4s2
-
- 電気陰性度
- -1 +1 +2 +3 +4 +5
-
- 価数
- -1 +1 +2 +3 +4 +5
-
- 常温常圧での状態
- 個体
-
- 単体密度(g/cm3)
- 8.9
-
- 発見者
- ブラント(1735、スウェーデン)
-
- 備考
- 磁石に良くつく金属です。生物にとって必要な元素の一つです。ほうろうや陶磁器の着色剤として使用した際に鮮やかな青色(コバルトブルー)を作り出します。放射線を出すコバルトもあり医療の現場で使われています。