Bismuth
ビスマス
ビスマス(Bismuth)は、周期表で83番目の元素であり、化学記号はBiで表されます。ビスマスは重金属の一種であり、地殻中には希少な存在量で見られます。ビスマスは灰色の金属であり、比較的柔らかく、融点が低いのが特徴です。
ビスマスはさまざまな産業で使用されています。その中でも特筆すべき用途としては、低融点合金の一部としての利用があります。ビスマス合金は、特に安全弁やはんだ付け材料として使用されます。また、ビスマスの化合物は医薬品や化粧品の製造にも使用されることがあります。
さらに、ビスマスは核分裂反応の中性子吸収材料としても使用されることがあります。これは、核燃料の制御や保護に役立ちます。
一般的には、ビスマスは安定しており、一般的な使用法では健康リスクは低いとされていますが、長期間の摂取や過剰摂取は健康に影響を与える可能性がありますので、適切な取り扱いが必要です。
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- 記号
- Bi
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- 分類
- 卑金属
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- 原子量
- 208.98040(1)
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- 電子配置
- [Xe] 4f14 5d10 6s2 6p3
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- 電気陰性度
- -3 +3 +5
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- 価数
- -3 +3 +5
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- 常温常圧での状態
- 個体
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- 単体密度(g/cm3)
- 9.78
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- 発見者
- 1600年以前
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- 備考
- すべての金属元素の中で磁石にくっつく力が一番弱く、熱もほとんど伝えません。また電気もほとんど伝わらない。塗布薬や胃腸薬などの医薬品の材料にも使われています。